Printable-Garden01

Printable Gardenは多様な植物の生い茂る水耕栽培(土の代わりに人工的な培地を用いる栽培方法)の庭を3Dプリントすることを目的としたプロジェクトです。竹内雄一郎研究員によってその研究が進められています。実用化すれば、鉢植えサイズの小型の庭から屋上庭園・壁面緑化まで、様々な形状や大きさの庭を誰もが簡単に作成できるようになります。さらには、様々な野生生物の住むビオトープなどもプリントできるようになるかもしれません。 ユーザは専用の3Dモデリングソフトを用いて、庭の3次元形状やその上の植物のレイアウトを自由にデザインすることができます。プリントされた庭は維持の容易さや害虫の付きにくさなど、一般的な水耕栽培の利点を全て保持しています。 現在は小型スケールでの初期実験を経て、家具程度の大きさの庭が出力できる大型プリンタの製作に取り組んでいます(2015)。将来的にはこの技術を通して、東京のような過密型都市における緑化の促進や、生物多様性の向上に貢献することを目指しています。 本プロジェクトは「インタフェース技術を活用した次世代建築および都市環境の設計」という課題で平成26年度戦略的創造研究推進事業(さきがけ) 新規採択されました(2014.10.1)。

研究領域:「社会と調和した情報基盤技術の構築」 http://www.jst.go.jp/kisoken/presto/news/2014/140926presto.pdf


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