JackIn Spaceは、一人称映像と三人称映像の間を自由に移行できる枠組みです。

JackInは、ソニーCSL CSO/京都リサーチ リサーチディレクターの暦本純一が提唱する、人間が他の人間や環境に没入し、その状況や体験を共有したり共同作業を行ったりする際のインタラクションの枠組みです。このコンセプトの下、JackIn Spaceでは一人称映像と三人称映像の間を自由に移行することで、利用者がより自由な視点で体験を行うことができるようになります。

従来のテレプレゼンスシステムを用いた遠隔共同作業には,利用者がある特定の視点からの一人称映像しか利用できず,遠隔作業現場の状況を把握しづらいという問題がありました。JackIn Spaceでは、遠隔作業者(サロゲート)の頭部に取り付けた広角一人称カメラと遠隔環境に取り付けた複数のデプスセンサを利用することで,一人称映像からなめらかに体外離脱視点である三人称映像へと遷移することを可能にし,サロゲートとつながった利用者は仮想的に現場周囲の環境を見回すことができるようになります。また,利用者は遠隔環境にいる別のサロゲートの一人称映像にも入り込むことが可能で,環境を別の視点からも観測することができます。

 

本プロジェクトは、東大暦本研との共同プロジェクトです。
(リンク:https://lab.rekimoto.org/projects/jackinspace/)

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