橋本 健
Takeru Hashimoto

Cybernetic Humanity Project
Project Researcher
私の興味は、人間を肉体という制約から解放し、肉体を超えた新たな存在を追求することです。
肉体からの解放と聞くと、まるで肉体を完全に捨て去り、水槽の中に浮かぶ脳のような未来を想像する方もいるかもしれません。しかし、私は環境と自己が相互作用するためのインタフェースとして「身体」は欠かせないものであり、重要な役割を果たすと考えています。ただし、その「身体」は必ずしも生まれ持った「肉体」に限定される必要はなく、テクノロジーによって柔軟に再構築され、進化し得るものです。
私は、実身体を拡張する方法と、身体そのものを再構築する方法という二つのアプローチを通じて、人間の可能性を探求しています。これにより、私たちが「身体」として認識するものがどのように変容し得るのか、その変容が自己認識や行動に与える影響を多角的に探求しています。最終的には、肉体の制約を超えた新たな人間性を提示し、人間とテクノロジーが共に進化し、共創する未来を描くことを目指しています。
[Keywords]
Beyond Physicality, Haptics, Somatic Sense, Body Augmentation, Body Reconstruction