NY Symposium:「身体のハッキング:能力拡張技術としての義足」 遠藤謙

「身体のハッキング:能力拡張技術としての義足」 遠藤謙_01

遠藤は、「Hack the Body- 身体をハッキングする」というテーマで発表を行いました(遠藤は、スケジュールの都合により、東京からの遠隔参加)。身体が不自由な人々は、周りの先入観や技術の欠落によって障害があると思われてしまっているという考えのもと、遠藤は、ロボット義足、低価格帯の義足、競技用義足という3タイプの義足を提供することで誰もが動く喜びを享受できるようにする試みについて話をしました。左膝より下を切断しなければならなくなった友人の力になりたいという想いに駆られた遠藤は、足首などの関節とほぼ同じ機能を果たすことができるロボット義足の開発、改良に取り組んできました。足首の代わりとして開発された電池駆動式のロボット足首の大きさは実際の足首と殆ど変わりません。遠藤は他にも、これまで2万3千本の義足を無償提供してきたインドのNPO、ジャイプール・フットのための低価格帯の義足や、パラリンピックの選手のための高性能な義足の開発に取り組んでいます。遠藤の開発した義足によって能力が拡張された選手達が、オリンピックの記録を脅かす日がやってくるのもそう遠くはないかもしれません。

07.TPoK Endo