メンバー:四反田 直樹(リサーチアシスタント)、暦本 純一
これまで壁や窓といった建築要素は静的なものでした。本プロジェクトではそれらの建築要素をソフトウェア的に制御することで環境や利用者の好みによって空間を変化させる「プログラマブル建築」について、その構成要素として部分的に透明度が変更可能な窓 "Squama" の実証を行なっています。Squamaは電気的に透明度をコントロールできる液晶調光フィルムを並べたものとコントローラ、環境や人の行動を検知するセンサーからなるシステムで、透明度を制御することでプライバシーと開放感の両立や影のコントロールなどを可能にします。ソニーCSL – 京都では研究室内のパーテーションや茶室の障子をSquamaに置き換えて運用することで、プログラマブル建築の在り方を模索しています。
技術的にはセンサーからの情報をもとに調光パネルを制御するためのコントローラを設計し、それらの実装に取り組んでいます。