ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)京都リサーチにある茶室「寂隠」が、第4回日本和文化グランプリの入選作品に選ばれました。この栄誉ある賞は、日本の伝統文化と現代の技術を融合させた優れた作品に贈られるもので、設計者の遠山 典男さん(株式会社ミリエーム 仙アートスタヂオ)がその功績を称えられました。
「寂隠」は、天井に設置された三次元センサーを用いることによって、茶室内の空間を時空間的に記録し、人の動作や道具の配置を自由視点から再観察できるようにすることで、身体性を伴う学びである茶道の作法の体得を支援する茶室です。遠山さんは、伝統的な茶室の美学を尊重しつつ、現代の技術を組み込むことによって新しい形の茶室を創造し、また今回の入選により、「寂隠」は日本和文化の未来を担う作品として高く評価されました。
ソニーCSLは、今後も日本の伝統文化を大切にしながら、革新的な研究と開発を続けてまいります。日本和文化グランプリの詳細や第4回入選作品一覧は以下のウェブサイトを覧ください。