「「ヒルズ・ワークショップ フォー・キッズ 2024」」に参加
森ビル株式会社が主催する、未来を担う子供たちへ新しい体験の可能性を提供するキッズワークショップに、今年も舩橋研究員が提唱する「拡張生態系」の原理をベースとするワークショップを開催しました。
内容
六本木ヒルズの屋上に庭園があります。そこには日本の四季折々を象徴する木々に加え、田んぼや、様々な植物を一緒に植えて植生を多様化させている農園があります。当日はその庭園の生態系に飛び込み、多様なものの見方や生物多様性について想像力をふくらませるワークをしていきます。ワークショップ実施運営企業
株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所
協力:一般社団法人シネコカルチャー、株式会社SynecO対象年齢:小学3年生〜小学6年生
生態系に飛び込んで、多様なAものの見方を学ぼう
ワークショップの前半では、「生態系とはなんだろう?」「多様ってどんな状態のことだろう?」という切り口で、ナビゲーターが生物多様性についての説明を行いました。
ロープで時間の旅
後半は六本木ヒルズの屋上庭園で、拡張生態系の実験を行っている農園や芝生、水田に実際に足を踏み入れました。
結んで輪になったロープをおいて、その中がどうなっているのか、ナビゲーターと一緒に観察を行いました。場所や輪の大きさを変えることで、「見方によって多様性は変化する」ということを体験しました。 この場所が1年前、10年前、100年前、1000年前、1万年前、10万年前はどうだったのか。同じく、未来について、1年後、10年後、100年後、1000年後、1万年後、、がどうなっているか想像を行い、人間がかかわることで生態系や多様性がどのように変化するのかについて考えました。
更に、参加者は実験農場に数種類の苗を植えることにより、人間がかかわることによって生物多様性を高めることができるという体験をしました。
参加者は「多様性とは何かを考えるきっかけになった」「植物にもいろいろな種類・いろいろな香りがあることが体験できた」など、屋上の環境を楽しみつつ、生態系について自分の視点で考えたようでした。
This article is available only in Japanese.