遠藤研究員が代表を務める株式会社Xiborgが、スポーツ義足で走るランナーの普及・育成・強化プロジェクトBlade for の海外展開を開始しました。
株式会社Xiborg(サイボーグ)、スポーツ義足で走るランナーの普及・育成・強化プロジェクト、Blade for (ブレード・フォー)の海外展開を開始
Blade forプロジェクトは、Xiborgが持つスポーツ用義足技術・義足制作技術・コーチングのアセットを活かした「Blade for the One」(ブレード・フォー・ザ・ワン)とBlade for All」(ブレード・フォー・オール)のプロジェクトで成り立っています。
Blade for the Oneでは、オリンピックの100mチャンピオンよりも速く走ることができる世界最速の義足アスリートの誕生を目指し、これまでに最先端技術を駆使したブレード開発や選手のコーチングをチームで行ってきました。Blade for Allでは、ブレードの民主化によって義足ユーザが気軽に楽しく走れる社会を目指し、ランニングクリニックを通じて、多くの義足ユーザに走る機会を提供してきました。
国によって、経済状態・文化・義肢装具制作のプロセス、材料、走る環境などが異なり、義足ユーザが走るまでの課題も異なります。特に途上国では、高価なブレードの購入はおろか、障害者がスポーツをする文化そのものが希薄であるケースが少なくありません。そのため、その国の状況を理解し、現地のステークホルダーと協力しながら、プロジェクトを遂行していかなければなりません。今後、Xiborgはさまざまな競技団体や支援団体と協力し、これまでに蓄積してきた技術・知識・ノウハウを活かし、世界大会に出場するトップパラアスリートの育成・強化だけでなくスポーツ用義足で気軽に楽しく走ることができる社会の実現を目指します。
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